New Yorkerを魅了したヨーロッパ的知性
Ma grand-maman est la maman de ma maman.

サンペが挿絵を描いているゴシニの作品”Le Petit Nicolas”の一節(細部は曖昧)。
響きの美しさに、
これぞフランス語、
と感動した覚えがある。


フランス語は二度自習した。
一度目は学生時代、
二度目は社会人になってからだった。
ニコラには二度目の自習で出会った。
サンペの洒脱な挿絵が魅力的だったから、
書店を巡り歩き、
ある限りを買い漁った。
残念ながら本書末尾の作品リストには、
当時のペーパーバックが載ってない。
ネットなどない時代、
当時の本屋巡りは、
それはそれで楽しかったけれど、
買い忘れが何冊あるのかもわからなかった。


フランス語は結局モノにならなかった。
しかしサンペの絵はずっと心に残っていて、
数年前に思いついて買い揃えた。
リストに拠るとまだまだ知らない作品集がある。
月並みな表現であるが、
これぞフランス人のエスプリ。
軽く美しくおしゃれで、
少しだけ毒が混じっている。
雑誌”The New Yorker”の表紙を飾った作品だけに大人の味わいに満ちていて、
ああ、
都市の中流生活者というのは、
どこもかしこも同じだなあ、
と暖かい気持ちになる。


おしゃれな都市生活者を描いた本書と、
新しい国会議員の顔ぶれとを、
偶々同じ日に見る。
日本の政治家は何故こんなにも、
揃いも揃って、
脂ぎったオッサンばかりなのだろう(女性議員はノーコメント)。
泥ソースのお好み焼きが居並ぶ。
ここに、
エスプリという言葉の似合う人はいるだろうか。
サンペの絵が似合う人なんて、
いるだろうか。
もちろん政治家は顔じゃない。
けれど品性や教養って、
顔に現れないものだろうか。


不満は版型。
大判・ハードカバーが必須だと思う。
海外にはあるが、
中古しか手に入らず、
しかも割高なので今回は諦めた。
小型のペーパーバック、
しかも絵の左端が見えない。
私の文章も野暮だけれど、
ねえ、
何て無粋な。
SEMPE IN NEW YORK ジャン=ジャック・サンペ ニューヨーカー イラスト集

その他の感想

セットのほうが安い時も
レベル高すぎる…。
おじいちゃんのご飯の友
用途が少し違いますが
美味しい・・・けどすぐなくなってしまう・・
固体ロケットへの強い思い入れには共感。だが、この本ならではの知見はない。
購入を検討されている人たちへ
妊娠中飲んでいました
純正品に対する疑問。
購入価値なし
残念な商品でした。
この本を参考に
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0.2ワット消費電力が高いけど、買いだと思います。
楽しく、きれいに。
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これって どう?
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分厚いの読んでられない、つまらない
最悪~
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6帖の居室に取り付けました。
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着倒します!!
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