20世紀を代表する3000ページの大作

著者プルースト(1871-1922)は20世紀を代表する小説家です、

この本は1908-1922、
51歳に亡くなるまで続けられました。


約3千ページ、
中途放棄した"サントブーヴに抗して"から
触発されてロマネスク風に変奏します。
主人公は一見軽薄、
俗世間の快楽
や恋の誘惑に敏感ですが、
次第に偶発的な記憶現象が起こり、
作品の内容
を再構成、
結合した苦労で消尽することになります。
1910年頃から結末に
取り掛かり、
修正を重ねますが、
一部未完成のままで亡くなりました。

4部が生前発表され；スワン家の方へ(1913)、
花の乙女の影の下(1919)、

ゲルマントの方1,2(1920-1921)、
ソドムとゴモラ(1921-1922)で、
3部が
死後発表で囚われの女(1923)、
消え去ったアルベルチーヌ(1925)、

見出された時(1927)です。
主人公、
語り手はプルースト自身のようですが、

実際はユダヤ人でなくホモセクシャルではなく、
狭い世間の例外のモチーフ
を分析するのに都合が良い事になります。
スワン家の方へは、
例外として、

スワンの恋として単品で発表されます。

この本の分割を考える時、
書物の作成と発売は平衡して行われます。

コンセプト自身も、
作業の進歩と共に進化していきます。
分割は著者の選択
の結果というより、
その時の状況の結果です。
1作目はルネ･ブルムにより、

グラセ書店で1913年発売されます。
第一次大戦で2作目は中断され、
再モデル化
を許し、
深夜までの身を削るような仕事の連続となります。
休む事なく、

タイピスト、
草稿書き、
原稿書きとして働き、
校正者との協力で中断されるの
を望んだ程です。
ガストン･ガリマール主催のNRFはグラセ書店と、
1914年、

校正の争いをします。
1913に、
アンドレジイドの仲介で、
"スワン家の方に"を
発売するのを拒否する誤りを犯します。
彼は構成委員の長であり、
ガストン･
カルメト、
フィガロの専務に捧げられた紳士気取りの本と判断した。
NRFは