すばらしいヴィジュアルとたっぷりの情報

カスタマービデオレビュー 長さ:: 1:25 分

この映画『ホビット』本の第１弾は、
アートとデザインに着目していた。
第2弾は、
どのようにキャラクターが作られたのかをメイクアップやデジタル技術を通して見ていく本である。


様々なキャラクターが見られる―ビルボ、
ガンダルフ、
（また）ドワーフ族、
トーリン、
オーク、
トロル、
イーグル、
巨人、
ゴブリンとその王、
巨大ウサギ、
ラダガストのハリネズミ友達、
岩巨人とゴラム。
あ、
でもドラゴンはない、
まだいない。


この本には詳細な図版、
スチールと背景写真が収録されている。
スタッフがシリコンの腕と足のプロテーゼを製作している場面、
メイクアップの過程、
ドワーフの彫像、
3Dモデルなども見ることができる。
本の後ろには縮尺チャートが載っていて、
キャラクターたちがどうつながっているかを知る手助けになる。


俳優たちと、
セットを作ったたくさんのスタッフのインタビューも読むことができる。
克明な文章には、
これらのキャラクターやクリーチャーを作り、
動かすにあたっての挑戦、
またそれらの言語のアクセントを作ること、
デジタル効果や3Dモデルについて書かれている。
当事者の立場から語られる映画製作の話が読めることは、
とても楽しい。


この本からは、
この種の映画を製作するのにどれだけの労力がかかるかを知ることができる。
それは3Dモデルにでさえ顕著に表れている。
たとえスクリーンに映ることがなくても、
彼らは筋肉をモデリングするだけではなく、
その内のすべての骨をモデリングしたのである。


非常に内容の深い、
参考なる本である。
この映画のファンにはとてもおススメだ。


本の価格は出版社によって異なる。
アメリカにお住まいならHarper Designの版、
アメリカ以外ならHarper Collinsの版を買える。


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