何度も読み返したい、日本初の「洗脳解除記録本」
既に何十冊もの成功法則本や、
マスメディアに対する警鐘本を著している著者の原点が、
本書によって克明に記録、
解説されている。


特に私が驚いたのは、
現在でこそ完璧超人(?)のように振る舞っている著者が、
本書執筆時点(2000年)では、
オウムの元信者の脱洗脳を行う過程で失敗した事例や、
予測が外れた事例をそのまま正直に吐露している点である。

「第4章 脱洗脳のケーススタディ」(111ページ〜)

まだ「洗脳」ではなくて、
もっぱら「マインド・コントロール」という造語が盛んに用いられていた頃、
日本には「脱洗脳の専門家」が存在せず、
精神科医がその本業の延長線として、
手探りしながら(オウムも含めた)カルト宗教から脱会した者の「カウンセリング」を行っていたという事実に、
今さらながらに背筋が寒くなる。

それは、
例えて言うなら、
救急車と救命救急士が存在しない世界で、
交通事故現場に駆け付けた警察官や消防士が、
なんとか怪我人の応急処置をしようと奮闘しているようなものである。


本書執筆から十二年が経過した現在でも、
まだまだ著者の事を「胡散臭い」とか「詐欺師だ」と評する人達は多数存在する。

さもありなん、
「日本初の脱洗脳の専門家」なのだ。

生まれて初めて見聞きする存在に対して、
懐疑や恐怖を感じるのは、
むしろ動物として当たり前の事であるとも言える。


しかし、
世を取り巻く状況は、
著者が危惧したとおりに進んでいる。

今年になって「ステマ」(ステルス・マーケティング)という言葉が聞かれるようになったが、
そんなものは既刊「テレビは見てはいけない」(PHP新書)で、
二年半も前から具体的に解説されているのだ。

認知科学について何も知らない、
世の中の大半の人達は、
一部の権力者やマスコミによって精巧、
巧妙に造られた「与えられた仮想現実」の中で生活していると言っても過言ではないだろう。


「あなたこそ、
『苫米地教』というカルトに洗脳されているのでは??」という揶揄を甘んじて受けつつ、
本書を文字通りの万人に対して強く勧めたい。
洗脳原論

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