タブーを問い直すチャンスを与えてくれる

マンガですが、
性的な問題に関して真摯に向き合っている姿に共感します。

最初は他人の評価に翻弄される著者が、
その経験によって逆に、
自分らしく生きることに目覚めるというストーリーが、
みごとに表現されています。


世間で言われていることが正しいのか？
ともすれば、
他人の価値観を無条件に受け入れてしまいがちな私たちですが、
著者はそのことに疑問を感じ、
自らの生き方でもって、
そのことに挑戦します。

そういう姿が、
とてもまぶしく感じます。


これまで、
ろくでなし子さんのことをまったく知りませんでしたが、
逮捕事件がきっかけとなって、
この本を読むことになりました。

そういう意味では、
警察による不当な逮捕もまた、
良かったことではないかと思います。