幅広く豊富な知識と知られざるアイテムの数々
「京都みやげ」と言うタイトルですが、
これだけ見ると何かお土産モノの紹介のような本に思えてきますが、
内容は知られざる京都の奥深さをステキな文で綴ったものでした。

いつもながら、
入江敦彦氏の文章は流麗で、
その豊潤な知の泉からほとばしるような説明の数々の明晰さに圧倒される思いで読み進めました。


しょーもない、
しょーもないもんでっけど、
こんなもん見たえ、
こんなもん食べたえ、
こんなもん買たえ、
こんなもんアゲるえ、
こんなもん貰たえ、
こんな人いたえ、
底抜け京都珍道中というべたべたな京都弁でくくられる各章の中身は京都生まれの筆者の豊富な知識の玉手箱の披露と言った感じを受けました。


『佐野園』の晩桜は有名です。
無料であれだけの立派なお庭を観賞させてくれるわけで、
遠方から来られる方も満足する眺めです。

24ページの『毘沙門堂』のイケズの間は難しいですね。
テレビで筆者が出ているのを見ましたが、
実際は筆者でも理解できない奥深さだったようで、
少し安心しました。
イケズには教養がいるようです。
『日向大神宮』は紅葉の写真を撮りに訪れましたが、
天岩戸は知りませんでした。
先達は必要ですね。


『石峰寺』伊藤若冲の五百羅漢での記述はその通りで、
意外と訪れる人はいませんので穴場でしょう。
ただし分かりにくい場所にありますが。

『タカギコーヒー』の硬いプリンは知りませんでしたが、
モーニングや食事が充実しているオフィス街の名喫茶店です。

86ページの『凡蔵』の凡蔵ロールは愛すべき美味しさをもっています。
あの食感の軽さはなかなか出せません。
良心的なお店で廉価なのは嬉しい限りです。


京都の知られざる一面をたどるガイドブックのような使われ方もあるでしょうが、
ロンドン在住の京都人という不思議な感覚と視点を持つ名エッセイストの視点はとても参考になりましたし、
類書にない情報の多さにも圧倒されるでしょう。
京都みやげ一冊いかがどす?

その他の感想

誰でも楽しめます!
ストーリーとしては面白いがやや無理している感が否めない
現代語で読める
毎年買っているが高すぎる
独特の苦み
小学生には良いかも
旦那に購入
始めての
10年前のイオニティとの比較
物語が上向いていると、読んでいても楽しい
十分な厚さです。
代々木ゼミナールの名物講師の地理テキスト
桑の木
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細かな部分では、やはりこちらの全音ですね。
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