社会にゆとりもたらす「境界の時間」
 「境界の時間」という概念は、
もし日本が今後「文化大国」としての地位を曲がりなりにも追求しようと思うならば、
おそらく鍵となる概念だろう。

 文化人類学者の著者は、
自分のタイでの僧修行の経験をもとに、
そのような制度がタイの文化的な中核になっていると同時に、
社会に対してゆとりをもたらしていると考える。
近代的な社会からいったん離れて、
「空白の時間」を過ごし、
そしてまた社会へと戻っていく。
これは何も僧修行のような特殊なものばかりを指すのではなく、
異文化の世界に入っていくこともまた立派な「境界の時間」を過ごすことになる。
留学、
海外赴任などもそうだろう。

 日本においては、
この「境界の時間」を経験する場がほとんどないと著者は言う。
留学や海外旅行をする日本人が??れだけ多いというのは、
裏を返せば、
国内で「境界の時間」を作り出すことができないことが一つの原因だとも言い得る。
「結局、
現代の直接的な時間に裂け目を作る装置がないために、
日本社会はゆとりのない、
緊張ずくめの社会になってしまっている」(73頁)のである。

 近代的な社会から離れて、
自分を一時的に全く異質の存在に変えてしまうことの意義は、
何も自己実現のためだけではないのである。
それが社会にゆとりをもたらし、
そのような「逸脱」を社会全体が許容できる(または当然視できる)ようになった時、
そこに文化が生まれる余地ができると言い得るだろう。
異文化理解 (岩波新書)

その他の感想

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