リアルなアクションの頂点

映画館で見たときの感想です。
前作「ザ・レイド」より格闘技シラットによるアクションはさらに過激になっていて、
もう見ていて怖くなるくらいです。
冒頭から、
ものすごく狭いトイレの中での１対大群の戦いという、
どう考えてもムリな格闘場面をすさまじい迫力で見せていて、
仰天しました。
上から俯瞰で撮っているんですけど、
見たことのないような場面でした。
ドニー・イェンの「かちこみ！ドラゴン・タイガー・ゲート」でも俯瞰＆延々の移動撮影でアクションを撮っていましたが、
この「ＧＯＫＵＤＯ」のようにトイレという狭い空間でそれをやるのは驚きです。
その後も、
痛みが生々しく伝わる激しいアクションの連続で、
おなかいっぱいです。
しかし、
前回「ザ・レイド」のように、
アパートの中という限られた空間内での凝縮された話ではないので、
ストーリーはやや間延び気味です。
松田龍平ら日本勢は凄むだけで全くアクションを見せてくれません。
そのあたりで不満は残るものの、
リアルなアクションのすさまじさにおいては、
ドニー・イェンの新作「スペシャルＩＤ　特殊身分」と並んで、
世界の頂点に立っていると思います。