責任倫理
この映画版のラストの後の話を少し。
1924年ナチスのクーデター「ミュンヘン一揆」が失敗に終わったところで映画は終わる。
党首ヒトラーは逮捕、
投獄され、
獄中で「我が闘争」を執筆。
出獄後、
ナチスは議会に進出、
33年に政権を奪取。
そして、
第二次世界大戦、
ユダヤ人、
ジプシー数百万人の大虐殺がおこる。
エリックに協力したユダヤ人映画監督フリッツ・ラングは実在の人物。
後に米国に亡命し、
コミュニストの劇作家ベルトルト・ブレヒトとともに反ナチ映画の最高傑作「死刑執行人もまた死す」をつくった。
こうした「戦争前夜」の時代に設定をおいたことは、
この作品全体を貫く「責任」というテーマと深くつながっているのだろう。
科学であれ錬金術であれ、
己の欲望を最大化させることが、
結局誰かの何かを失わせてしまう、
こうした「等価交換=再帰的」な循環構造のなかで、
人はどうやって他者や社会に対して「責任」を負いうるのだろうか?これが本作品の中心テーマだろう。
TV版しかり、
映画版しかり、
恐るべき災厄を招いた責任の多くは、
結局のところエリック父子のささやかな「欲望(エゴ)」と、
それを実現してしまう恐るべき力にあったのだから。

 結局その答えは映画でも示されることはなかったと思う。
しかし、
その時代、
そこでのエリック兄弟の態度決定は、
例えば科学者アインシュタインやオッペンハイマーらが「核」を自らつくりあげたことへの責任倫理から平和運動に献身したことと、
同じようなものなのかもしれない。
社会とのかかわりの中で人はどう「責任」を負っていけるのか。
あえて無力で辛い時代の「側」に生きることで、
それを不断に問おうとしているのかもしれない。
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