歌謡曲中心に展開された片岡自身の個人的戦後史ですが、同時に、これらの歌に共感した人たちの戦後史にもなっています!!
 片岡義男さんにとって、
一つの歌謡曲が、
自身の内部に入り込んでそこに留まることになった最初の体験は、
大学4年生の夏の旅行の帰途、
 竹芝桟橋の特設ステージで聴いた、
その時は曲名も知らなかったこまどり姉妹の「ソーラン渡り鳥」だったそうです。

 そして、
それ以後は、
「全音歌謡曲集」を片手に、
気に入った曲を求めて、
過去は1946年にさかのぼり、
そして新曲も追いかけ、

 主に7インチ盤(ドーナツ盤)を集めたそうです。

 取り上げられている歌手、
曲は、
並木路子(リンゴの唄)、
二葉あき子、
近江俊郎(黒いパイプ)、
奈良光絵枝、
近江俊郎(悲しき竹笛)、

 ナンシー梅木、
田端義夫・・バタヤン・・・(かえり船、
島育ち)、
西川峰子(峰子のマドロスさん 1976年)、

 八代亜紀(なみだ恋)、
美空ひばり、
和田弘とマヒナスターズ・・・・・・・・・・・
 取り上げられているのは、
歌手、
歌謡曲だけではありません。
バタヤンの項では、
電気ギターに関する記述のほうが多いくらいですし、

 フランク永井さんの項では、
スチュードベイカー、
煙草、
さらにはサラリーマンの3種の神器、

 広瀬正さんの思い出、
進駐軍兵士たちの日本土産としての豆カメラ・・・私もこれはよく覚えています・・・・
 そして、
従来の日本から脱皮した1960年にヒットした松尾和子の『誰よりも君を愛す』・・・・・ 
 こうして考えてみると、
本書は、
歌謡曲を中心に展開された片岡義男さん自身の個人的戦後史を述べたものですが、

 そして、
同時に、
これらの歌に共感した人たちの戦後史にもなっています。

 片岡さんと同世代、
そして、
かろうじて戦後の日本を垣間見た私たちの世代、
jにとっては共感を得る本だと思います。

 当然、
片岡さんのファンにもお勧めします!!
歌謡曲が聴こえる (新潮新書 596)

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