素人のレビューです

ボックスやジャケットの写真に惹かれて　アマゾンuk　から購入。
購入時は送料込みで二万円弱。
関税で500円追加されました。
発送までに数日かかりましたが、
発注後10日で到着。
日本のアマゾンと違いきっちり固定された状態ではなく、
紙を適当につめたくらいで送られてきたので、
ボックスの角にやや傷みが有りましたが、
ボクとしては気にならない程度。
CDの入っている紙ジャケットの一部にもやや傷みの有るものもありましたが、
これも許容範囲か。


カンタータは聴いたことがなく、
曲数も膨大で初めて聞くボクにとっては、
今聴いている曲とさっき聴いた曲は違うのかな状態。
こんなにたくさんどうしたら良いか途方に暮れてしまいました。
このボックスセットにはCDRが一枚ついていて、
そこに各CDの録音した経緯とか、
楽曲の解説、
曲の構成、
歌詞の意味がドイツ語と英語で解説されています。
この解説のPDFはウェブでもダウンロードできます。
日本語ではないし専門的な言葉が多く、
理解するのはボクにとっては難しかったですが、
めげずにこつこつ読んでいたら何となく巡礼している時の情景、
そのカンタータについての背景や構成、
歌っていることの意味などが分かって、
正しく理解しているかどうかは別にしても、
その曲に親しみを感じてきました。
曲を聴いていても全体を見渡せるような気がして、
途方に暮れた感がうすれてきて、
曲を楽しむ余裕が出てきました。
一枚目のCDで、
クリスマスの頃にワイマールに着いたガーディナーたちは、
イブの日に強制収容所跡をたずねたりしており、
降誕節のカンタータを単なる宗教上の祝祭の音楽以上のものとしてとらえている気がします。
おそらく他のカンタータも同様の姿勢で演奏しているのでしょう。
だから、
キリスト教はおろか、
宗教とは無縁の私がカンタータを聴いて心を動かされるのかもしれません。
ガーディナーが巡礼を行なわなければならなかった情熱を感じます。
この先巡礼セットを聴いていくことが楽しみになってきました。
各CDについてのこのライナーが日本語だったら最高なのに。