内容が濃い・・・濃い。

頁をめくる手先が止まらないとはこの事でしょうか。
私は最初映画から見たため、
小説には変な期待をかけつつ読み始めたのですが、
何のその、
人物描写や心理描写は映画よりも何周りも繊細で、
かつ活力があり、
思わず五つ星を付けてしまいました。
　読み応えのある一冊です。

あと、
この本には、
またひと味違った凝った読み方があるんですねえ。
個人的に、
聖書の預言書であるダニエル書・エゼキエル書や黙示録等の知識があれば物語が一段とおもしろくなる、
と思います。
そこで宣伝してしまうのですが、
著者の一人による　Revelation Unveiled といういわゆる「解説本」の様な本が是非お奨め。
Left Behind　の作品内容には触れてませんが（もちろん、
攻略本ではないので）、
預言書の一つ「黙示録」を理解し、
小説を読む上で予備知識として助かります。
　下手な神学注解書よりよっぽど分かりやすく、
図解なども含め大変分かりやすい構成です。
　黙示録を読んでしまうと、
あとはもう小説がどのように展開していくかどうかが楽しみで仕方なくなってくると確信しています。