大人も楽しめます

まだ小学生の息子のために購入しましたが、
私自身も楽しく、
時に懐かしい気持ちで読みました。

内田樹先生がよく、
「本来、
学問というのはスマホのアプリをインストールするような即役立つスキルや知識を得るものではなく、
最初は意味もわからず、
役立つのかもわからずその世界に入り、
時を経て自分の中で熟成されるものである」というようなことを書かれています。
私もそのように思っており、
意味がわからずとも名文に触れ、
暗記することにとても意味があると思います。

おそらくこの中学校でも、
意味もわからず暗記している生徒もいることでしょう。
ですが、
彼らのその後の日々の体験の中で、
「こういうことだったのか！」と暗記した文章の意味がわかり、
本人の中で熟成され、
血肉となっていくのではないかと思います。
そうした意味では、
多岐にわたる名文が集められている本書はおすすめです。
まだ面白がって眺めているだけの息子ですが、
ぜひ暗記してくれたらと思っています。
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