駅員さんありがとう
夏休みの一冊にと購入。
朱野帰子さんはデビュー作からフォローしており、
この『駅物語』で4作目。


まず表紙が美しい。
是非カバーはかけずに堪能したい。


物語の舞台は日本有数のターミナル・東京駅。
普段あまり気に留めない駅員など鉄道会社のスタッフ、
そしてお互いすれ違うだけの何百万人という利用客。
無数の人生の物語がふと交差するとき、
新しい物語が生まれる。

確かに、
そこには奇跡も含まれるかもしれない。


お気に入りのキャラクターは由香子。
ちょっと軽薄なギャル系かと思いきや、
実は路線や運賃計算が完璧に頭に入った有能な改札係員。
首都圏の路線図を刺繍で縫ってしまうという才能。
そんな路線図が実際にあったら欲しい。
数十年たったら鑑定団でとんでもない値がつくだろう。
30万ではきかないはずだ。

副駅長・吉住の憎々しさもいい。
怒りを爆発させた主人公・若菜が「制服でないまがい物の鎧。
引き裂いてやりたい。
」 と飛びつくシーンは一番すごみがあって好きだ。


とにかく現場の人は重労働だ。
早朝から夜中まで、
猛暑の日も厳寒の日も、
客に罵倒されたり殴られたり・・・。

物語にあるように、
自動運転や案内ロボットが導入される日はきっとくるのだろう。
暴れたり文句ばっかり言うモンスター利用客を抑えこむロボットが出てきたらいいのに・・・と想像を巡らせた。


最後に、
朱野作品に共通するのは、
身近にあったりニュースで見たりはするけれど、
一般の人が知らない舞台裏が描かれていること。
ホーム、
駅事務室での仕事ぶりから、
鉄道会社は鉄道オタクを嫌うとか、
人身事故対応の生々しい話まで・・・。

どうやってこんなに詳しく調べるんだろうか?

次の舞台がどこになるのか想像もつかないが、
また新しい世界をみせてくれることに多いに期待。
駅物語

その他の感想

刃は硬めの樹脂製
ワタシアラフォーですが。
長生きできそう
男性用として最適のエコバッグ
安いけど十分です
黒を愛用していました
赤い鳥時代を思い出す「まつり」、採譜と編曲の冴えが感じられる「いかつり唄」、大ヒット曲「冬が来る前に」と、いずれも懐かしく聴きました。
塾のテキストが判らなくなると 気分転換に読んでいます
全面が黒のタイプが無かったので
ハンドル剛性アップとオプションのベースとして使えます。
ネコ飼ってる方なら和む本です。
サイズが小さ過ぎます。
食堂椅子の表皮張替え
光学ドライブも使用できました。
ん〜カタログ?
イギリスBOOTSには及ばない
登場人物は少ないが役回りはハッキリとしている。
これをゲームで見たかった(微妙にネタバレあり)
美味しそうです
衣替えの季節には必須
優しい味
でっち上げではないと確信
新婚旅行
史上最高のフィガロ
あまりのシンプルさに感動
悩みました
ちょっぴりマンネリ
初心者にオススメ!!
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