シリアスとドタバタの2本立て

エピソード8はカーシャがメインのシリアスな展開の一編。

対スナイパー戦を描いた「ゴルゴ13」や「山猫は眠らない」的な内容。

敵が赤いゴルゴと呼ばれていたり、
特車隊員達が「ゴルゴ！」を連呼するのは確信犯か？
師匠を乗り越える弟子という、
スポ根的要素も盛り込まれており、
なかなか楽しめる。

またもやシリアスな内容に無理やり下らないギャグをネジ込むが、
監督の意図が不明。

途中で銃器の薀蓄が披露されるが、
一般人にはどうでもよい部分で蛇足である。

この辺りはマニアが見て突っ込み所が無い程度に正しければ宜しい。

今回のゲストは高島礼子。
公安部の警部という偉そうなオバさんは適役だった。


エピソード9は押井作品お馴染みの迷宮探索＋謎の生物モノ。

高値になる巨大真珠を排泄する白いワニを探しに埋立地の地下を探索する話。

正義のロボットのお巡りさんが、
欲に目が眩み仲間割れする姿など正直見たくなかった。

無線のコールサインには押井氏が好きなウィザードリィのキャラクター名が登場する。

本章ではイングラムは最後の最後に申し訳程度に登場するが、

これまではノシノシ動いていたのに、
今回ダッシュで駈けるのには違和感を感じた。


後藤隊長のドッペルゲンガー的キャラクターである後藤田のキャラクターが、

回を追う毎に素の筧利夫になってしまい、
軽くなっているのが少し気がかりである。