ホッブズ的社会観は真実の姿なのか、という問題提起自体は意義がある。
多少話題になった本のようだ。
最近読んだ国際政治学の本に本書への言及があったので興味を引かれて読んでみた。
災害時に人々はパニック状態から利己心の塊になり、
やがてアナーキー状態に陥る、
という前提に異議を申し立てる一冊。
いや、
災害時こそ、
人間の利他心、
互恵精神、
団結心といった良き性質が前面に現れ、
自然発生的な相互援助コミュニティが形成されるのである、
という主張が過去の災害からの数々の逸話とともに展開する。

著者の政治的主張が透けて見え、
社会学が緩い学問であるにしても本書は社会学でさえないのじゃないか、
という気がしなくもなかった。
おまけに繰り返しがやたら多く、
内容の濃さとページ数が合っていない。
そして読んでいて様々な疑問が生じる。
「利他心」については進化生物学の分野で血縁淘汰モデル等のシビアな研究が存在するが、
米国やインドのような多民族国家と日本のように「元の元を辿ればほとんどが親戚関係かも」という「無意識の血縁関係」の濃い国とでは互恵精神にしても違いがあるだろう、
と直観的に感じる。
著者さんがアジェンダ持ちの活動家にしても、
自説突っ込みが足りない。
私が知りたいのは真実であって誰かのユートピア願望などはどうでもいいのだ、
とたまにイラっときたり。

ちなみに自分の世界観はHobbesianなのだなあと自覚を新たにしてしまったのだが、
ホッブズ思想の根源は「fear」だと私はろくにホッブズを読まずに勝手に思っている。
しかし考えてみれば、
ホッブズの暗黒の世界観は科学的観察の所産というよりは彼の人生経験やパーソナリティを映し出したものであろう。
まあ本書もまた著者の人となりを反映はしている訳だが、
この分野での客観的な研究があったらば読んでみたいものだと新たな興味が開けたという点では無駄な読書ではなかった。
A Paradise Built in Hell: The Extraordinary Communities That Arise in Disaster

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