「誰ともしたことないことがしてみたい」

受け(暫定)のこの台詞が昨今の流行りである日常系雰囲気BLの真骨頂ではないかと思います。
時系列がバラバラで二人の軌跡を断片的に見せてくるのは新しいなと思いました。
二人の思い出を二人があーだこーだ言いながら思い出してる感じがする…悪く言えば読み手的には読みづらいかもしれません。

劇的な出来事があるわけじゃない。
今までのノンケ人生を変えるような激しいセックスをしたわけでもない。
八頭身イケメンでスーツを着た年収ウン百億円の顎がシュッとしたスーパー攻様がいるわけじゃない。
平凡な二人の生活のなかに、
これからの人生を変えるような恋が、
じんわりと広がっていく。
それだけです。