技術を深めるのにも広げるのにも

1フィンガーからスラップ、
タッピングまでそれぞれ松竹梅にレベルが用意されていて、

本のタイトルと裏腹に初心者にもとっつきやすい内容だと思います。


練習曲もどこかで聞き覚えのあるフレーズだったりして、

他の教則本にありがちな無味乾燥な音の羅列ではないのも
飽きにくくて良いのではないでしょうか。

この本のいくつかのフレーズをマスターしておけば、

楽器店で試奏するときにもちょっとカッコつけられるはずです（笑）

また、
それぞれの課題を「梅」→「竹」→「松」とこなしていくのが正攻法なのかもしれませんが、

取り敢えず「梅」の課題をすべてこなしてから、
最初に戻って「竹」、
そして「松」と
技術を広げるのと深めるのをバランスよく練習するのにも良いと思います。


最終的な目標は超絶テクニック系ベーシストとなっていますが、

そうでない人にも役に立つ内容が多く含まれていると思います。


「超絶テクニックなんて自分には程遠い」って思っている初心者にこそぜひお勧めしたい良書です。