商品になってません

小林氏は自分の考えが変わる事を『思想する』と言い正当化します。

それ自体は正しいですがプロとして商品を世の中に送り出すのなら、
それなりの理論を固めてから出版してほしいものです。

前作の天皇論と正反対の主張を展開して、
その部分を批判されると『思想する』としか言わないで逆に考えがこり固まった人間と批判し返します。

しかもこの本の中でも主張が食い違う部分が多数あります。
思想するのは勝手ですが、
せめて一冊の本の中では『思想』せず統一してほしいものです。
本の最初では男系継承はシナの古い因習の不完全な模倣であり愛子天皇で皇室は日本の正しい姿になる、
と主張してましたが、
それだと１２５代続いた皇室の存在の全否定になってしまうので中盤以降は何の説明もなく男系継承の歴史そのものを否定し始め資料の勝手な解釈に終始します。
本の中で論理の柱の部分が変わってしまうんですから酷いものです。
それでいて自分の主張に合わない人間を『バカ』『カルト』と言って罵倒しまくるので読んでいて非常に不快。

天皇論が凄く良かったので非常に残念な一冊です。


この本に関しては谷田川氏、
新田氏が完全論破してますが小林氏がそれに反論したのはみたことありません。
論点ずらして罵倒するだけです。

新田氏や谷田川氏の反論はネットで簡単に検索できますがそれに対して反論しないで自分の意見に賛同しない人間はバカだ、
と言い切るのですから読者をナメてるとしか思えません。

悠仁親王殿下から皇位継承権をはく奪して愛子内親王殿下を即位させるのが陛下の大御心とゆうのだからあきれるほかありません。

読者をバカにするな、
と言いたいですね。

本の内容はSAPIOやWillで発表後、
即、
チャンネル桜で新田氏が論破し、
それを取り繕うため罵詈雑言とともに言い逃れをする、
さらに論破される、
の繰り返して出来た一冊ですから最後のほうなんて支離滅裂です。
よく発売できたと逆に関心しました。