十分に面白いが、使用者のスタイルに依存する

公式サイトの優待価格2000円につられて、
失敗してもいいという気持ちで購入しました。

素材はちゃちで簡素ですが余計なものがなく軽く適度に小さくて扱いやすい(ラバー加工とかされると劣化も心配ですし)ほどよさがあります。
またこの外見で驚異の6ボタン(+スティック押し込み)搭載。


6ボタン中5ボタンの挙動が自由に設定でき、
スティックを押し込むことで各ボタンの機能をがらりと変えられる(こちらもすべて設定可能)と、
設定次第で化けるという印象です。
スティックの感度を固定化したりスクロール速度を変更できたりとかゆいところに手が届きます。
ただ初期設定はそんなに便利ではありません。


欠点としてはやはりＳボタンがマウスモードへの切り替え専用で他の機能を割当てできないことです。
正直タブレットの補助具としてならマウスモードは不要(ペンでタッチしたほうが早い)なので、
ここも自由に設定できるとなおよかったです。
またクイックコマンドを使うには慣れが必要(ラジアルメニューのように階層がありますがレバーを倒すとすぐに階層を進んでしまうので、
何がどこにあるか熟知しないと使いにくい)。


自分の好きな設定をして、
かつ左手にスティック+多機能を盛り込んだ状態でちゃんと操作できるという人には本当に便利。
ただ私はちょっと左手での操作は慣れません。
また元々13HDのファンクションキーとリングキーに移動拡縮戻るなどをすべて盛り込んで使っていたため、
キーとタブメイトが役割完全にかぶってしまったのが残念。
21UXや24HDなど、
その他の機種ではトラックパッドやファンクションキーまで手を伸ばさなくていいという大きな利点があるのでお勧めできます。

まあ被ったら被ったでどっちかを他のツールに当てればいいので、
ずっと握るつもりがなくてもファンクションキーが増えたとか、
ラジアルメニューがもっと直感的になったと思って、
手元に置いても損はないと思います。
左手が浮いてるのはちょっと落ち着かないですが……これを置くスタンドなんかがあればいいのに。