縮小都市の新たな総合計画づくりの根底に、職員参画の文化をみた
 市民参加先進都市の三鷹市。
その総合計画(計画期間:2011年〜20122年度)はどのようなプロセスによって策定されたか。
市民参加それは当たり前だが、
その緻密な現状分析と将来予測とプロセスにある政策議論の根底には、
職員参画にある。


 一條義治「これからの総合計画―人口減少時代での考え方・つくり方(自治体議会政策学会叢書/COPA BOOKS)」2013年10月イマジン出版を読んでの感想である。


 人口減少と低成長、
今多くの都市が縮小に向かう。
総合計画策定には人口分析や財政見通しなどの将来分析は欠かせない。
しかし、
人口の増減ばかりでなく、
人口構成の変化による税収分析、
宅地開発と企業誘致の税収効果分析など、
ここまで緻密に分析した計画づくりは見たことがない。
取り組んだのは策定に向けた庁内プロジェクトチームである。


 5歳階級ごとの個人市民税をもとに人口構成の変化によってどのように推移するのか。
住宅開発と企業誘致による固定資産税、
個人市民税の税収効果分析を経て、
住宅と企業を不可分にした産業誘致政策を導き出している。


 また、
都市基盤・都市施設の大更新時代を反映した公共施設を一元管理した体制整備や「選ばれる自治体」を目指した都市経営と政策力などに長年培ってきた同市の文化・風土を感じさせられた。
十年ほど前、
三鷹市のヒアリングに伺ったとき、
職員提案の多さに驚かされた。
こうした文化は脈々と生きているようだ。


 もちろん、
市民参加は同市の真骨頂である。
後半には、
市民参加の変遷にも触れながら、
新たな総合計画のあり方を提起する。
首長任期と完全に連動した計画システムのほか、
ほとんど例のない20余りの個別計画の同時策定などが取り上げられている。


 従来から注目していたが、
「三鷹を考える論点データ集2010」や「三鷹を考える基礎用語事典」などを活用しながら、
地域別、
施策別の参加、
市民討議会の活用など市民参加の集大成というべき手法も紹介している。
人口減少、
低成長時代には、
利害関係者ばかりではない「多元、
多層の市民参加」を考えていくべきであると締めくくっている。
これからの総合計画―人口減少時代での考え方・つくり方(自治体議会政策学会叢書/COPA BOOKS) (COPABOOKS自治体議会政策学会叢書)

その他の感想

シンプルでコンパクトなバッグ
Kindleのケースが、気に入ったので、あまり嬉しくありません。
ハズレなし。
耐久性とデザイン性のバルブ部分
観点がおもしろい
GoodNot Best
機能的なパフォーマンスが良い
しっかりした人間観察しかも、読み手に考えさせてくれる
「世界に打って出る」という前に…
文化の儚さ
真のカルト作を選定するには、もう少し時間が必要なのかな??!!!
スポーツ時に
お出かけ前に余裕で作れました
原作でよく見た顔
デュエマ復帰勢
素人にはちょっと難しい
なかなか、どうして。
USBで駆動するときの電力にご注意
弾きやすく 音クリア
元気でしっかりとした苗が届きました。
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