「ロマン主義」の呪縛を乗り超える方法は
 今我々は「ポストモダニズム」的状況下にいるはずだ。
教科書には「ロマン主義」ははるか昔の19世紀中葉の思想と書かれている。


 だがそれは本当だろうか。
世間の人々の情動の底にあるのは今も昔も変わらない「ロマン主義」的な考えであるように思える。
ここでいうロマン主義とは、
著者の一人先崎彰容氏が定義するロマン主義の第1の特徴「個性の主張=強力な自己意識と、
規則やルール、
因果性の否定」を指すが、
実際巷に氾濫し人々から一定の共感を得ているのは、
「自分を探す」「夢をあきらめない」から「自己責任」にいたるフレーズの「絶対自我」の強調だ。
これは氏が直ぐ後に付け加えるように、
「その場そのときに自分を刺激してくれるものに「熱狂」し、
他者に翻弄され、
心動かされる陶酔が自己主張にすり替わった」半面と、
「決定者でありながら」「何ごとも決定できない存在」という反面の間で宙づりにされた「虚しい状態」であるが、
多くの人々はこの閉ざされた系に絡め取られているように見える。


  先崎氏はこの「ロマン主義」をキーワードに現代を切り分けようと試みる。
だが議論の対象とするのは21世紀ではなく、
明治20,30年代の作家、
評論家たちの言質だ。
こういった人たちは「時代の雰囲気」に敏感の上に著書も多く残されていて、
歴史家としては傍証に事欠かないからであろう。
維新以来しゃにむに西洋型の「近代化」を推し進めて来た明治という時代も、
この頃になるとナショナリズムと直結した日本的ロマン主義のあり方に疑問が投げかけられるようになった。
その主唱者の代表格に中江兆民と石川啄木を挙げる。
「日本のルソー」として知られる兆民と、
同じく「無政府主義者」と評価される啄木に対する先崎氏の読みはユニークだ。
氏によれば、
フランスから帰国後漢学を修めた兆民は、
ルソーの『社会契約論』を革命の書としてではなく、
儒教的伝統に基づく「道徳の書」として解釈した。
自著『三粋人経綸問答』(明治20年)は、
豪傑君と洋学博士に共にある「進歩主義」を社会の不安定化を招くと批判し、
世間に警鐘を鳴らしたのだという。
アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評 (叢書新文明学)

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