簡単にできるめっき処理

めっきは日本語だそうで、
外来語扱いするカタカナ表記（メッキ）は間違いだそうです。
このセットを使っためっきは電解めっきになりますので、
通電しない樹脂のようなものにはめっき処理できません。


外径４０ミリ、
内径２６ミリ、
厚さ３ミリのドーナツ型鉄製プレートを、
これを使って実際に金めっき処理してみて気が付いたことを書いてみたいと思います。


このセット以外に自分で用意するものは、
脱脂綿又はキッチンペーパー、
古新聞、
パレット（液体の薬品を注ぐのに使用）、
使い捨てコップ３つ（対象物を水洗いするのに使用）。
家にないものはすべて百均で購入できます。
但し、
私が購入したセットにはキャンペーンということで、
電源となるお試し用の電池がセットされていましたが、
ひょっとすると別途購入する必要があるかもしれません。


めっき作業は古新聞の上に敷いたキッチンペーパーの上で行います。
古新聞の上に直接対象物を置くと、
印刷インクの油が対象物に付着してうまく被膜形成できないので避けた方がいいでしょう。
薬品をパレットに注ぐときにチューブを無理に絞っても薬品は出ません。
中ブタを外してください。
これはマニュアルに記載されていましたが、
よく読まずにやると私のように失敗します（ｗ）。
パレットに注ぐ各種薬品は少量で十分です。
また凹凸のある対象物でも、
表面をきちんと磨けばめっきは付着します。
付属のピンセットは対象物をはさむような使い方をしなくても、
対象物に接しているだけで通電しますから力も要りません。


成功のコツはマニュアルに記載されている通り、
めっき被膜が形成しやすいように表面処理（研磨）を根気良くきちんとすることです。
それさえ守れば、
手軽にきれいな銀めっき（ニッケルめっき）や金めっきができます。


オススメです。