振り飛車党必携の書

『さばきのアーティスト』の異名を持つ久保利明先生と、
数少ない勝率７割以上(2015年1月現在)の若手実力者・菅井竜也先生による共著

様々な振り飛車について赤裸々に語ってくれているのでとても面白い

近年の流行形もあれば、
古い定跡、
はたまた二人が指したことのない局面も検討しており、
考えたことのない将棋を検討した両者の見解は新鮮だった

コラムは各先生1ページと、
他の棋書と比べると少ないが、
久保先生が時折菅井先生に関西弁でツッコミを入れているところがまた新鮮で、
補って余りあるユーモアがある

振り飛車党なら手元に持っておきたい一冊です