幼児・児童の知的好奇心向上に最適な実験キット

　正月休みで宿泊する３歳の孫（男の子）の遊び心と好奇心育成のために購入しました。

　この実験カーはモーターや電池を動力とする玩具ではなく、
ゴム動力のプロペラが回転して得られる推進力を利用した「ロープウェー」と「プ
ロペラカー」、
「ゴムの力で走る車」、
風の力で走る「風力車」として遊ぶことが出来ます。


　昭和３０年代の子供の頃は、
ゴム動力のプロペラ飛行機や、
やはり、
ゴム動力でスクリューを回転させて進む船の組立キットの全盛期でし
たが、
それらの工作や遊びを通じてプロペラの推進力というものを体感し、
様々な応用をしたことを想い出しました。


　このキットでは４つのパターンの遊び方を楽しむことができますが、
車体に紙製の帆を取り付けて団扇で扇いで走らせるパターンやゴムの
伸びの力で走らせるパターンは流石に幼児にとっては退屈らしく直ぐ飽きてしまいました。

　しかし、
両端をピンと張った糸に吊り下げプロペラの回転により空中を推進するロープウェーやプロペラカーには興味津々といった感じで不
思議そうに見入っていました。


　やはり、
プロペラを一杯に巻くのは３歳児では難しいようで、
結局、
大人が巻くことになるのですが、
プロペラを反対方向に巻くと扇風機のよ
うに風が顔に当たるため、
好奇心から自分で一生懸命ゴムを巻いて遊んでいました。

　「ケーブルカー」として使用する際は凧糸が最適かと思いますが、
今回は釣り糸の２~３号テグスを部屋の端から端に水平に張って走らせま
した。


　このキットは幼児の不思議体験のきっかけを与えると思いますが、
小学校低学年の子供に与えるとその原理を理解したうえで様々な創意
工夫や応用を思いつく知的好奇心向上のための最適な玩具の一つといえるでしょう。