名著・ファインマン／ヒッブス著の副読本

みすず書房から出版されている、
ファインマン／ヒッブスの「量子力学と経路積分」は素晴らしい名著であるが、
そこに載っている問題が難しい上に、
解答が無い。

本書はいわばその解答集である。

ファインマンの本は問題を解いていかないと、
先に進めないくらい難解で、
本書を副読本とする事で、
初めて理解できる事となるであろう。

計算も非常に丁寧で、
副読本とは言え、
この本も力作・名著である。


ただ．．．印刷が少し貧乏臭い。
何か自費出版で出したみたいな活字体で、
多少読みにくい所もあるのだが・・・
内容は素晴らしいのだが、
大学の教授がオリジナルで作ったテキストみたいで、
好感を持てると同時に少し残念かも。