奇才ニッキー・ロメロとのコラボ。

制作担当がオランダのプロデューサー、
ニッキー・ロメロです。
ロメロが有名になったのは代表作“トゥルーズ”のPVで、
ヨーロッパのとある街で奇怪な仮面をかぶった人が踊りながら、
周囲のひとに憑依して仲間を増やしていく不思議なPVが印象的でした。
1億回以上再生されたそのPV、
横文字で“Toulouse”の検索でYouTubeでみれますので、
まだの方はぜひ本作品のバックグラウンドとしてご覧いただき、
音も聴いていただければとおもいます。


本作は映画エンディングだったものが今回初リリースで、
前述の“トゥルーズ”とどことなく共通の不思議感が漂う、
ファンタジックで、
メロディアスなダンスパーティー・チューン。
“今宵は百万年に一度、
太陽が夜に遊びに訪れる日”。
そんな日くらい憎しみ合うものどうしでもともに踊ろうよって。
。
。


死との向き合いとか戦争とか、
そういうものを独自の世界観で唄いつつも、
人間をどこか暖かくもみつめているこのバンドらしい視線が歌詞にあふれていて、
そして全体には希望のうたなんだけど、
独特などこか切なげな響きが印象的です。
奇才ロメロのオリエンタル風でエキゾチックなサウンドメイキングの味付けが、
このバンドの楽曲としてはかなり新鮮で聴き物です。
リフレインがシンプルですが心地よく耳について離れないです。
面白いタイアップで、
このバンドにとって新境地、
意欲作と感じました。
あえて冒険したなというインパクトで、
星5つつけさせていただきます。