実に28年ぶり、待望の第2版です
しゃれたカバーデザインに目をひかれますが、
専門書としての信頼性もきわめて高い本です。


歯の比較解剖学とは、
動物ごとの歯の形態や機能を詳細に調べ、
比較する学問です。
ただし、
歯の場合は、
単なる記載学にとどまりません。
なぜならば、
(1) 動物の類縁関係や進化の理解に不可欠なため、
分類学や動物学との関連が深いからです。
そして、
(2) 歯そのものの形態や進化の研究、
機能や疾患の研究にも関連があるからです。


ただし、
歯の比較解剖学は、
広い学問領域に関連するため、
多くの知見を整理する必要があり、
これをきちんと著述できる研究者はごく限られています。
しかも、
比較するからには、
少しでも多くの動物を網羅することが必要なため、
これがいっそう本としてまとめる時のハードルを高くしているはずです。
実際、
世界的に見ても類書はありません。


旧版(1998年)の編集は、
歯の進化学やサメの歯の研究で有名な後藤氏と、
動物分類学や野生動物保護活動で有名な大泰司氏の二人でした。
素晴らしい組み合わせだと思います。
また、
各項目を担当する著者らもそれぞれ第一線の研究者らが名を連ねていました。
奇跡のようなラインナップで、
内容もすばらしく、
第一の信頼を得た本となったのも頷けます。
ただ、
今となっては(2014年)、
さすがに古い部分も散見されるようになっていたので、
改訂の必要性が高くなっていました。


幸いにも旧版の編著者らは健在のようで、
新しく加わったのは田畑氏のみです。
同氏は歯胚発生の機能研究で知られていて、
近年では歯の起源研究から魚鱗の研究も行っている方です。
編集と6章2節「遺伝子からみた歯の進化」の著作を担当されていて、
記載の学問である比較解剖学を現代の歯科学や生物学に橋渡しするような役割を果たしていると思います。


この第2版では、
旧版ではやや曖昧だったいくつかの重要な用語(エナメロイドなど)が組織学や発生学的に見てより正確な記述になっています。
旧版以降の学問の進歩と編著者らの努力によるものでしょう。
また、
専門用語の多くにルビがふってあり、
索引もかなり詳細に作ってあるのも好印象で、
辞書や事典としても使用できます。
歯の比較解剖学 第2版

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