オリジナル（PSP版）をやっていない方にはオススメできます。

オリジナルは私自身がディレクターの新納一哉氏のファンだったため購入したのですが、

ギャルゲー・エロ要素のあるRPGとしてとても良く出来ていると感じました。

おしおきも一枚絵であるにもかかわらず、
チラリズム的なプレイヤーの想像力を掻き立てるものであったと思います。


しかし本作は、
メインシナリオは前作を踏襲しており大きなハズレはないものの、

追加シナリオはまったくの蛇足であるように感じました。

新たに二人のプレイアブルキャラクターを追加してしまうと７つの大罪をテーマにしたことの意義も失われてしまいます。


また、
本作で一新されたというおしおきも、
キャラクターが動くようになったのはよいのですが、

CGが基本1枚でおしおきごとに差分というのは個人的には物足りず（前作はおしおきごとに基本CGが違いました）、

その差分もブルマやスク水というのはファンタジックな世界観に今ひとつマッチしていないように感じました。

また前作にはなかった「悪い虫を退治する」みたいな設定も寒いです。

それからおしおきレベルが低いうちは全体的に濃い靄がかかって何も見えず、

想像力を働かせる余地もないただの作業になってしまったのが残念です。


色々書きましたが前作が良すぎたために個人的な期待値が高くなりすぎたという部分は確かにあり、

本作も、
前作をプレイしていない方には充分にお薦めできるものだと思います。

内容的にはなかなか人に薦められるものではないですが…0