9・11テロ以前の章立てながら
 本書は9・11テロ直後に出版されたが、
内容は9・11以前のものである。
その分「古い」が、
9・11に規定されていないだけ、
逆に「新鮮」ともいえる。

 第1章では、
97年エジプト南部(上エジプト)で日本人を含む外国人旅行者が多数犠牲になった凄惨な「ルクソール事件」が詳細に取り上げられているが、
著者はそこにイスラム原理主義の到達点(腐敗)と同時に分岐点(展望)をみている。
それが、
後半の第5章と第6章から第7章への展開によって、
武闘派の活動から和平派が台頭するまでを経過を追って詳述されている。

 前半では、
第2章と第3章で、
原理主義思想について、
81年のサダト暗殺とその裁判の経過を通して語られていく。
そこに浮上するのが「ジャーヒリーヤ論」を信奉する「イスラム集団」と「ジハード団」である。
「ジャーヒリーヤ論」とは、
「ジハード論」と並ぶ、
西欧型民主主義を否定したイスラム法に基づく神権社会の建設をめざす革命理論である。
この理論に基づいてシャリーア(イスラム法)の全面適用とカリフ制(預言者ムハンマドの代理人による統治)の実現をめざす「イスラム集団」について、
かれらがどのような背景から生まれてきたのか、
第3章で説明されている。
イスラム原理主義は、
ナセルのアラブ民族主義の挫折を経て、
サダト・ムバラク体制と対峙するかたちで形成されてきた「アラブ民族主義の代替物」とみることができる。
その到達点と分岐点が「ルクソール事件」だったのだ。

 なお全章の中間に置かれた、
「国際派」ビンラーディンを取り上げた第4章は、
現在からみると、
図らずも9・11テロへの「前史」となっており、

最終章(第7章)に「和平派」への期待を滲ませた章立てに対して、
皮肉な位置を占めている。
イスラム過激原理主義―なぜテロに走るのか (中公新書)

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