感性の人、ルソー
ルソーはとても好きな作家だ。
そうなったのはこの本の「第五の散歩」という章を読んだことが大きい。


幸いにも後で知ったことなのだが、
ここの章(の一部か)は名文なんだそうだ。
なんでも解説によると「フランス散文の歴史の上でもまれにみる美しい文章として知られている」とのこと。
しかしさもありなんで、
僕も数年前ここを読んだとき、
とても深い幸福感に包まれたのを覚えてる。
社会思想家、
哲学者として有名なルソーは、
実はなにより、
感性の人だったのだ。


晩年はほとんど、
まったくの孤独のうちに引き籠り、
社会との接点を持たずに、
かつての時代の寵児、
そしてそのころでさえもパリの有名人であり、
その著作によって社会に多大な影響をあたえていた彼が、
今は写譜の細々とした仕事で生計をたて、
過去の思い出とともに安閑と暮らしてる。


そして最後、
もはや自分に残された仕事は「自分自身を知ること」しかないと思い至った彼は、
この短い日記集のような書を物したのだった。


日々の散歩、
夢想のまにまに彼のあたまに浮かんでくるのは、
かつての栄誉や、
華やかな社交生活のことでなく、
素朴な思い出、
さまざまな幸福にみちた、
慎ましい、
平穏な日々のことだった

ちなみにこの本は新潮文庫から別の訳本が出てるが、
僕はこの岩波版をとる。
こちらのほうが味があるし、
解説もシンプルに抑えてる点がよい。
この本に蘊蓄はいらない。


巻末に付録として添えられたベルナルダン・ド・サン・ピエールの『晩年のルソー』なる「ルソー観察記」も、
外からみたルソーを知るうえで貴重である。
もっとも、
ルソーを崇敬していた彼の文章にどれだけ客観性があるかは、
留意しておくべきだろう。
孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)

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