音楽や演出、俳優たちの力量がすごい

現在、
スターチャンネルで第四章を視聴中です。


ここまで見てきて思うのは、
これはなにも過激なシーンが随所にあるから大人向け･･･という訳ではなく、
（架空の）歴史や政略・人間関係をバックボーンに、
あくまで人物描写で魅せるドラマだから大人向けなんだなぁ、
と。


そんなわけで,、
派手な合戦やドラゴンの大活躍を今後のシリーズに期待する向きには、
退屈かと思います。

（今のところ、
ドラゴンたちは勝手気ままに火を吐いてるだけです･･･）

ＢＯＸ購入が初見の視聴者には、
ちょっと間が空いてしまいますが、
本来、
三章・四章は前編･後編となってまして、
いろいろと対比が面白いストーリー展開になっています。
（そういった意味で、
１~３章のセット販売商品があるのは、
ちょっと違和感あります）

また、
第二章から間が空いて細かいところは忘れた！という方々。
「ブラックウォーターの戦い」部分だけでも復習してから第三章を見た方が良いかも。


あの戦いの直前、
元・傭兵のブロンが歌う「酔ったラニスターから教わった」という、
あの曲が繰り返し流れるのが、
三章・四章です。

この音楽の演出がとにかく巧みで、
圧倒されました。

文章から映像に変わった恩恵の、
最たるものかと思います。


悲劇的な展開のみにただ翻弄されず、
俳優たちの渾身の演技や細かな伏線（この章の展開は、
かなり台詞や映像で周到に伏線張りまくりです）･･･にも目を向ける余裕を持ち、
何度も見返す価値があるドラマだと思います。


また，「子役」というには失礼かと思えるくらい、
小さな俳優たちも素晴らしい。


中でもブランドン・スターク役の俳優がどんどん大人びた顔になっていて、
役柄とのシンクロ率がすごいです。

かつて子供の成長がこれほど切なく描かれたドラマがあったかな？と思うくらい。


サイコパスぶりが徹底しているジョフリー王役の俳優も、
今後の彼の活動を心配してしまうくらい上手いです。