黒木流「白い巨塔」としてのレビュー
本書(上)(下)の宣伝には、
平成の「白い巨塔」という言葉がある。

一般人とは離れた特別なエリートたちの世界に蠢く様々な思惑、
その中でも己の信念から正義や他人のためを思う人々、
思惑の果てに勃発する禍に対峙した人々の運命などなど、
そして何より白衣の「白い」に対しては、
黒い「法服」として、
著者が「白い巨塔」を意識したことは想像に難くない。


法曹界に身を置かぬ一読者としての率直な読後感として、
ややマニアックであるが、
平成の「白い巨塔」という宣伝に全く負けない力作であったと先ずは高く評価したい。
近頃流行りの”一気読み”が指すであろう通俗的なエンタテイメントではない。
しかし、
(上)の拙レビューで題した「著者のストーリーテリング」により、
戦後昭和から平成の現在に至る数多の判例とその背後にある社会事象を簡明に纏めつつ、
その中を生きた裁判官達の生きざまを中々に魅力的に描いた内容は、
上下巻合わせて900頁近いボリュームを全く感じさせなかった。


「白い巨塔」との比較でいえば、
財前のようなピカレスクな存在や、
関口弁護士のような純粋無垢な正義感もいない。
登場人物には当然に色分けはあるが、
そんな色分けを超えた正義と現実のはざまで少しでも前により良く進もうと腐心する裁判官達の生き方は、
法服と能面ヅラに隠された苦悩や思いが心に伝わるものだった。
この点で、
本書はよりリアリティを追求したと思える。
(俗物の脇役やその顛末は、
山崎豊子なら「沈まぬ太陽」に近い印象だ)
そうした中で、
最も「白い巨塔」と近く思えたのは、
村木裁判官であり、
本当のモデル以上に、
モデルっぽく思えた里見らしい生き方は、
私にはノスタルジーとシンパシーを持てるキャラクターであった。
特に下巻198縲鰀201頁のくだりは、
名前のない高裁長官の風貌・言動も相まって、
失意と苦境に陥った里見に職を持ってきた大河内教授が里見宅を訪問する場面を思わせ、
涙があふれた。
法服の王国 小説裁判官(下)

その他の感想

自分で取り付けました
調理場で使用するために購入
買ってお得な一冊です
ここからCLANNADは始まった
!?
カタログ画像ほど可愛くはありませんが…
取扱いは難しい
検定セットにおいて、勘違いしがちな点と、2013/8下旬のリニューアルについて
訂正&付け足し
ずっと欲しかったオーガニックコットンのオムツ
かなりおいしい
メガネが曇りにくい
エレコムのブックスタンドどほぼ同じ
意外とあかん
プーさんファンならオススメ
すぐきました
とてもお洒落です
らくちんです
料理本の古典
初めての芝刈り機
この程度かな?
マイクの性能は素晴らしい。ただクリップが大きすぎ
箸には、英字のみ
トリガーがへにょへにょ
ものすごく飛びます。
Google Fight について
キレイになった感じ
夢を叶える人一倍の行動力
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