TOEIC高得点なのに、話すのが下手なあなたに超オススメ

今までで読んできた英語学習法の本の中で,ダントツで優れています。
自分ははっきり言って,今までの学習法そのものをすべて遠藤氏の言わんとするやり方に変更しました。

自分の場合,独学で英語ができるようになりたいと思い,TOEICの点数をメルクマールとし,いつかペラペラ自分の思っていることを英語で話せるようになりたいと思い,学習を続けてきました。
TOEICの点数が上がれば,基本的に話せるようにもなるという考えを漠然と持っていました。

去年、
TOEICは835点をとりましたが,その後,800点前後をさまよい,なおかつ,全く英語を話せない自分に気づき,ある意味TOEIC至上主義の学習法に行き詰まりを感じていたときに出会ったのが,本書です。

やっと本物に出会えたような気がしました。
「英語は絶対勉強するな｣は,ふざけた書名とは裏腹に英語学習には,とても時間がかかるということを喝破してくれた本ですが,具体的な方法論は,辞書を引きまくれば,そのうち知らない単語がなくなるとか,映画を見て会話を真似てれば,自分も何時の間にかきれいな発音ができるようになるとかいう内容であり,結局は精神論に近く、
漠とした違和感を持っていました。

　それに対して,本書は,発音、
単語、
ヒアリング･スピーキング、
多読と明確な道筋を示し、
それぞれに具体的な教材名を明らかにし,さらに詳細な論理的根拠を明らかにしています。
目から鱗とはこのことです。
さらに遠藤氏の会社に電話すれば,遠藤氏が自らアドバイスもしてくれます。
自分も今まで,3度ほど相談にのってもらっています。

　この本に出会い深く感銘すれば,間違いなく、
英語の点数ではなく,本当の英語力をつけることの大切さ,難しさがわかると思います。
本当にすばらしい本なので,本当は誰にも教えたくはないのですが,このレビューなんかをきっかけにどんどんこの書物に感銘を受ける人が増えてほしいなと思い投稿させていただきます。