選択を迫られる人間の厳しさがひしひしと伝わる

登場人物の顔の見分けがつかないほど
素人が見ても下手な作画力にもかかわらず
ぐいぐいと読ませるパワーを持ち、

これだけ話題のマンガも少ないだろう。


あちこちへと話が移っていった第５巻に比し、

第６巻からは突如、
話の流れがひとつに絞られる。

女形の、
知性ある巨人。


払った代償は大きいが、
団長のリーダーシップの
描き方には脱帽。
閉塞した状況のなか、
これしかない、

という選択を迫られる人間の厳しさがひしひしと伝わる。
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