天国のストラヴィンスキーにこそ聴いてもらいたい
ガキの頃、
ロック(とりわけプログレ)を中心に聴いてきた私が、
初めてゲットしたクラシックのレコードが、
ピエール・ブーレーズ(1925年〜)指揮の「春の祭典」でした。

それまで、
クラシックに抱いていたイメージは、
ラジオ番組のテーマ曲だった「田園」とか、
中学校で習った「エリーゼのために」とか、
耳障りの良い音楽といった程度のものでしかなく、
それゆえ「春の祭典」を初めて聴いたときの衝撃は、
今でも忘れることが出来ません。

いわんや、
1913年の初演を聴いたフランスの聴衆の驚きは強烈だったに違いありません。

不協和音の森に分け入っていくような感覚、
不意に心を脅かす弦の響き、
管楽器はシュールに舞い、
打楽器が叩きだすのは原初の大地の鼓動。
目の前に、
次々と映像が浮かび上がり、
これぞプログレッシブなクラシック音楽だ、
と思いました。

ロシアの作曲家、
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882年〜1971年)が、
同国のプロデューサー、
ディアギレフの依頼で制作した3大バレエ音楽が「火の鳥(1910年)」、
「ペトルーシュカ(1911年)」、
そして、
「春の祭典(1913年)」です。

プログレッシブ・ロック・バンド「YES」が、
コンサートのオープニングで「火の鳥」を流していると知ったのも、
その頃であり、
幸いにして初来日の際にそれを確認することもできました。

さて、
この「春の祭典」「ペトルーシュカ」のカップリングは、
今、
熱い注目を浴びる指揮者、
フランソワ=グザヴィエ・ロト(1971年フランス生)が、
2003年に創設した古楽器オーケストラ「レ・シエクル」と取り組んだ、
2013年録音の意欲作。

2曲とも、
1900年前後に制作された楽器を用いて、
初演時の楽譜に忠実に演奏されているそうです。

やはり、
古楽器を使用しているためか、
音はかなりまろやかであり、
キンキンとした響きは一切ありません(ロック中心に聴いてきた耳には、
派手な音も魅力ではありましたが・・)。
そして、
荘厳さも十分に伝わってきます。

できれば、
性能のいいヘッドフォンで、
ここに記録された音の隅々まで探索したいと思わせる傑作。

ストラヴィンスキーが亡くなった年に、
ロトが生まれたというのも、
何かの縁でしょうか?
ストラヴィンスキー : バレエ音楽 「春の祭典」 (1913年初版) | 「ペトルーシュカ」 (1911年初版) (Stravinsky : Le Sacre Du Printemps | Petrouchka / Les Siecles | Francois-Xavier Roth) [輸入盤・日本語解説付]

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