近代史のとっつきにくさは過去のものに
ひと昔前の近代史、
特に軍事関係の書物というのは、
軽い気持ちでそれを手に取るシロウトには大変読みづらいものでした。

一種独特の堅苦しい言葉遣いで、
堅苦しい話題ばかりが延々と続くものですから、
よほど根気のある人でないと完読できない。

また、
書き手が、
ちょっと腰が引けてしまうような「熱」に浮かされているものも多くて、

私のような根性のない読者は、
手に合うものを見つけるのに結構苦労したものです。


しかし近年、
近代史上の複雑なことがらを、

そんじょそこらのミステリー小説など足元にも及ばぬ、
魅力たっぷりの読み物として読者に提供できる、
新世代の書き手が続々と現れてきました。

つとめて正確を期そうという誠実さと、
読者の知的好奇心をかきたててやまぬ抜群の筆力。

これらふたつを併せ持った優れた書き手の力で、

どこか近寄りがたいところのあった近代の軍事史が、
一気に親しみやすいものになった気がします。


この新書の著者である吉田裕さんもそんな良質な書き手のひとり。

堅苦しいアカデミズムの中心に身を置く方でありながら、
シロウト読者に対する優しい目配りを決して忘れておられない。

どのような書き方をすれば一般の読者が興味を持って読んでくれるかということを、
ちゃんと考えて下さっています。


この新書では、
導入部にはまず、
誰もが「へえ〜っ」と身を乗り出しそうな面白雑学的な話題を配置して、
読者の興味をひきます。

読者が食いついたところで、
話題をちょっとずつ専門的な方へ持っていく。

読むのに少し気合を入れなければならないのは、
第三章「総力戦の時代へ」あたりからですが、

そこまでの一、
二章である程度の地ならしができている勢いで、
一気に最後まで読めてしまいます。

このあたり、
まさに構成の妙と言うべきところですね。


既に近代史の書物をかなりのレベルで読みこなしておられる方にとっては、

そんなこと知ってるよということがらばかりかもしれませんが、

これから近代史に挑戦しようという方にとっては、
日本の軍隊―兵士たちの近代史 (岩波新書)

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