当事者、家族、就労先、復学先、みんなで読もう

「日々コウジ中」、
「続・日々コウジ中」の柴本礼さんが５０シーンをわかりやすくイラストで見せてくれています。

家族や高次脳機能障害の当事者にもわかりやすくて、
「そうそうそう！！」って思える、
ユーモアたっぷりのわかりやすい本です。


外見は障害者に見えなくて、
トラブルが生じることも多いのが、
高次脳機能障害ですから
そういったときに、
「僕はこういう症状なんです。
このページを見てもらえますか？」って説明できるので、

常時携帯しておくのもいいかもしれないですよ。


周りの人は、
「なるほどなるほど・・・」って理解してくれるだけじゃなくて、

「そういえば、
あれはどうなのかな？」って思って
「この本ちょっと貸してくれる？」って言われるかもしれません。

その時は「いいよ、
読んでみて〜」って言って貸してあげてください。


もしかしたら、
本人が気が付かない症状でも、

「ああ、
あれも高次脳機能障害の症状なんだ〜」ってわかってもらえるから、

貸出用にも１冊あった方がいいかもしれないですね。


というわけで、
とっても、
いろんな使い方ができる本です。

だから、
復学したり、
復職したりする前に、

「この本、
読んどいてもらえますか」って言って、
お願いしておくというのも、

復帰する際の、
いい利用方法だと思います。


イラストを描いている柴本礼さんのご主人は、

コウジさん（柴本さんの著書で高次脳機能障害の当事者のことです）として就労していますし、

僕も、
復職を目指して、
リハビリに専念して休職中のコウジさん（同じく高次脳機能障害の当事者です）ですが、

僕は、
信号無視の大型車に轢かれた身体障害者でもあるので、
まだ、
文章を読むのはちょっと・・・、
という状態ですので
こういうイラスト付きの本って言うのは、
リハビリにも使えるので便利ですよ。


僕も、
症状が回復したら、
文章まで読んでみたいと思います。
そういうリハビリにも、
おすすめできますよ。