論評するにもあたらない低レベルの床屋談義
まったくレベルの低い本を出したものである。
本書のキーワードは「街場」である。
意味するところは「街場の『ふつう』の人だったら知っていそうなこと」だそうだが、
その背景には「専門家不信」がある。
専門家、
インサイダーは常に何らかのバイアスを持っており信用できない。
むしろ何も知らない「街場の感覚こそ、
フェア」なんだそうで、
この「街場の感覚」に基づいて、
そこから「中国はどうしてこんなふうになったのか?」を推論しようというものらしい。
だが残念ながら、
内田の自画自賛とは裏腹に、
その狙いは完全に失敗に終わっている。
とにかく基本的な事実誤認が多すぎる。


例えば、
「中国政治家の多くは大人(たいじん)であり、
その代表例が周恩来で、
周恩来は『以徳報怨』を合言葉に対日賠償請求の一切を放棄した」などと抜け抜けというが、
以徳報怨を最初に言ったのは周恩来ではなく蒋介石である。
しかも、
周恩来は国交回復時最後まで対日賠償請求権放棄に応じようとしなかったので、
交渉に当たった外務省条約局長の高島益郎から「当時の正当な中国政府だった中華民国は既に日本に対する賠償請求を放棄している。
現在の共産党政府はその地位を継承したのだから、
賠償請求放棄の立場も継承せねばならない」と国際法の常識を諭され「法匪」という政治家にあるまじき罵声を高島氏に投げつけたのは有名な話。


これだけではない。
中国を論じるにあたり再三再四「王化政策」「中華思想」を振り回し、
「中華思想に本来国境線という概念はなじまない。
台湾問題にしろ、
東シナ海ガス田問題にしろ、
中国に対し国境線画定交渉などを持ちかけるのがそもそも中国四千年の思想を理解しないタワケモノがすることだ」みたいなことを内田は言うが、
その中国自身がロシアとも、
インドとも、
国境線画定交渉を行い決着をつけている。
ベトナムとも領海線確定交渉を行って決着を付けているのだ(ただし日本に対しては自分に有利な大陸棚論を主張しておきながら、
ベトナムに対しては大陸棚論にすると全部ベトナムに持っていかれるので中間線論を持ち出して結局中間線で決着を付けるというご都合主義をやらかしているのだが)。
街場の中国論

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