虐待とケアの後進国日本
著者が学んだアメリカは良くも悪くも「虐待先進国」であり、
様々な虐待が「発見」され、
虐待の種類に合わせたケアのあり方が研究・実践されている。

逆に後進国である日本では児童相談所などの関係機関が不足し、
そのキャパシティを超える事象については、
未だに当局側には認知・発見されていない。

例えば日本の虐待に占める性的虐待の割合は「先進国」に比べてひとケタ少ない。
これまで「日本の大人は子どもに対する性的欲求が少ない」という説明がなされてきたが、
虐待に関するあらゆる数値が「先進国」に追いつこうとしている現状で、
日本の性的虐待は「未発見」の状態であろうと著者は判断する。

あるいは代理ミュンヒハウゼン症候群(自分の子どもの病気を捏造したりわざと毒物を与えて弱らせる。
虐待が目的ではなく、
自分へ関心や同情を集めることが目的とされる)など、
「先進国」で発見されているが、
まだ日本では明確に認知されていない虐待もあり、
今後被害者の子どもへのケアとセットで認知が深まることを祈る。

「鬼畜のような親」が子どもを虐待しているのではない。
普通の「虐待なんてしない」と思っている親がいつのまにか虐待してしまうケースが殆んどである。
「親を罰せよ」という刑事罰のアプローチでは、
問題は一歩も前進しない。

虐待の発見は入り口にすぎず、
虐待により大きな衝撃を受けて心身の発育に支障をきたした子どもをケアし回復させることが虐待における最重要の課題であり、
日本では未だケアのあり方が確立・定着しているとは言いがたい。
当然ながらケアのアプローチは一つではない。
子供にあわせて、
慎重に選び辛抱強くケアを続けなければならない。
本書ではアタッチメント、
自己物語といったいくつかの重要なキーワードで、
必要とされるケアが整理されている。
増加(あるいは発見)の一途をたどる子ども虐待。
虐待とケアについて、
最前線の状況がまとめられた好著。
子ども虐待 (講談社現代新書)

その他の感想

読ませる、奥の深いルポルタージュ
特典DVDにはMVをつけて欲しい
ネタがないネタニアフ
ヘ・メレ・アロハ
コンパクトで使い易い
川野 剛裕
可愛いです(
東京が好きになれる本
トリプルダンパー用に、、、
キーの反応が劣悪
履きやすい様子
気長に使う人にあうかも
全てのビジネスマンを応援する一冊
N
長年愛用
生地は良いけど線が残念
到着するまで待ちましたが
母は強し
あまり良くない。他にも類書があるので、そちらをお薦めする
夜明け前
前向きに生きられる
ネットで買えて便利です
TERZO ルーフレール用フット EF11BL
パソコンのスペック的には満足しています。
80系VOXY
10年たった今でも
最近めっきり減ってしまったホラーAVGを出してくれた事には感謝しますが…。
今回も安心のパワーサポートにして正解でした
実際のグッピーを飼育、繁殖させたい方へ
大きいことはいいことだ
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