知識ゼロから入門可能です

かなり平易に書かれた、
頸動脈エコー実践のための入門書です。
初学の医師、
検査技師向けです。


道具の説明から、
所見のとり方、
異常値の基準、
レポートの実例が、
かなり豊富な写真と見やすいシェーマと共に示されており、
全く知識がない状態から、
ひと通りの基本を学ぶことができます。
Neurosonography 19:49-69:2006 に発表されている日本脳神経超音波学会のガイドラインに準拠しています。

参考URL： ttp://[]

気になった点を以下に列記します。

・p.68 ECST法の計測方法　　 (A-B)/B → (A-B)/A では？
・p.94 写真5-18 pseudoumen → pseudolumen の誤字
・5章全般 検査レポート例内の頸動脈の模式図内　上がICAだったり、
下がICAだったり、
統一されておらず、
図示もされていないため、
どこに狭窄があるのかよくわかりません。

・「有意狭窄」の定義にも触れて欲しかったです。

・文献の引用を入れていただけると嬉しいです（あれば情報の新旧や確からしさの確認ができるため）。

・p.141 10. 術前評価の図 頭部CTと頭部MRAの評価項目である「両側性病変」「一側性病変」は何を指すのか全くわからず、
説明不足です。
引用元のガイドラインも見ましたが、
説明がありませんでした。
孫引きまではできていません。