内容には力があります…

　届いた本をパラパラ見て、
最初は、
心屋仁之助さんの今までに出ている
本と同じようなことが書いてあるだけか…と少し落胆しました。

　二週間ほど本立てに寝かせてあったのですが、
改めて再読してみました。

　例によって、
内容が濃いわりに文章量が少ないので、

読んで（目新しい考え方や手法を）理解しようと思うより、
効果があるか試してみる（元を取る）つもりで手に取るのが良いと思います。


　本書の内容を少しだけご紹介させていただきます。


　人は根拠のない妄想、
信念を抱いたり、
（親や他人から）自分についてのネガティブな暗示をかけられているために
人生を生き辛くしてしまっている。

　その呪い（自分は駄目だ、
愛されていない、
好かれない、
美しくない…などの誤解、
思い込み、

またはその信念に基づく行動パターンなど）から解放されるための短い言葉が紹介されています。

　万人に効くとも思えませんが、
（ある人には）劇的な効果がありそうです。

　「どうせ」という言葉の後ろに自分の願望を短く付加する手法です。
以下、
そのまま引用させていただきます。


　「どうせ、
私好かれてるし」
　「どうせ、
私何を言ってもわかってもらえるし」
　「どうせ、
大ラッキーだし」「どうせ、
応援されてるし」
　「どうせ、
私優しくされるし」（本書41ページより引用）
　これを試してみて、
もし心の変化に気づけた人は、
本書と相性が良いのだと思えます。


　また、
座禅道場（少林窟道場）での座禅体験について少し具体的に書いてあります。
176ページ
　この道場の様子については、
心屋仁之助さんの本ではありませんが、
「坐禅はこうするのだ」（幾冊かシリーズで出ています）
に詳しいです。


　 さて、
「 ただ、
気づく」だけでいい、
という文章が印象に残りました。

　例えば、
どんなことに気づくのか？というと、
「自分の内側にも、
外側にも、
愛情はたくさんある。
」100ページ