人として大切なことがわかる本

書店でふと目に入り、
購入しました。


お釈迦様＝ブッダの言葉を、

子育てに応用することができるよということから生まれた本だそうです。


たとえば
“『わるいこと」ってなに？”
というページがあり、
「わるいこと」とはどういうことなのかを挙げてあります。


また、

「だれかをだましたり、
だれかを見下したりするのは、
いちばんやってはいけないこと」＝同じ人間だから

「まわりの人が、
やってもやらなくても自分がやるべきことを、
ちゃんとやろう」＝自分のためにやろう

「自分がされたくないことは、
きみも人にしてはいけないよ」＝人がいやがることをしない

「目上の人に、
ちゃんとあいさつができる人は、
きっとすてきな人になれる」＝あいさつは元気に

「まちがったことをしたら、
すぐ教えてくれたり、
しかってくれる人が、
いい先生なんだ」＝しかるのはきみのため

などなど…
人として、
あたりまえでとても大切なことだけど、

それを上手く子供に教え、
伝える事はなかなか難しいですが、

そういったことを、
この本がとてもわかりやすく簡潔に教えてくれます。


ちいさな子供へのメッセージと
一緒に読む「おうちのかたへ」のメッセージも書かれているので、

こんな風に伝えてあげるといいということもわかります。


宗教同士のぶつかり合いによる戦争やテロが起こり、

またイジメの問題が耐えることのない昨今、

全ての人が、

この本に書かれている事柄をしっかり理解し、
教えを守ることができたなら、

きっと争いもイジメも起こらないだろうに…と思わずにはいられません。


大人でも「人として大切なあたりまえなこと」をどれだけの人が意識して日々生活しているのかな…？
大半の人は、
必ずいくつかできていないことがあると思います。

こどもに向けたブッダのメッセージを読んで、

大人の自分もハッとさせられる一冊です。