骨太の講義
著者の池尾和人氏は、
『現代の金融入門』(ちくま新書)を上梓するなど金融分野の大家として知られる。


この本は、
ビジネス本売上ランキング(丸善:エコノミスト誌調べ)の上位に位置しており、
人々の「異次元の金融緩和」に対する関心の高さが伺える。

金融という、
一般の人には馴染みがあるとは思えないテーマで、
また、
価格も安くはないこの単行本が売れるというのは、
一般の人もアベノミクスにおける金融政策に危うさを感じていることの証左なのだろうか。


結論として、
筆者はアベノミクスの行方を以下のように予想する。

1)景気回復を伴う形で物価上昇率2%を達成する確率が10〜20%
2)財政破綻等、
金融危機が起こる確率が10〜20%
3)特に何も起こらない確率が70%

つまりは、
筆者は現在のアベノミクスのブームを「大山雷同して鼠一匹出ず」とクールに諦観しているようである。

にも関わらず、
本書を上梓したのには、
「金融緩和さえすれば、
どうにかなる」とする向きに、
金融の専門家としてクギを刺したかったのだろう。


本書は、
生徒が先生(池尾氏)に質問するという、
経済書としては珍しいスタイルをとっているが、
これはこれで読みやすい。

ただし、
読みやすいとはいえ、
内容的にはかなり骨太で、
よほどこの分野に精通している人でなければ、
一読しただけで内容を理解できるというわけにはいかないだろう。

重要と思われるところをノートに書き出し、
思考の咀嚼をしながら読み進めると理解が深まる。


個人的には、
以下の2点が目新しく興味深かった。


1)クルーグマンのインフレターゲティングについて
リフレ派が信奉する、
クルーグマンのインフレターゲティング論だが、
クルーグマン自身は、
ゼロ金利近傍では「経済にマネタリー・ベースを注入しても効果はない」と貨幣数量説が成り立たないことを理解しながらも「もし中央銀行が、
自分たちは無責任になり、
将来はもっと高い物価水準を目指します、
という形で約束できれば、
金融政策もやっぱり有効になる」としているくだりが興味深い。
連続講義・デフレと経済政策 アベノミクスの経済分析

その他の感想

かわいいです
この防止帯で十分!
32歳。 遺伝の白髪、これにて助かる(’;ω;`)ブワッ
これはおもしろい、使える
参考になります。☆☆☆☆☆
ジョイントマーカーのおかげでピッタリ貼れました
まだ使ってません
宿命に生きる。生きてこそ、暗殺者(アサシン)
*\(^o^)/*
伝説の決闘者、ここに降臨
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買ってとてもよかったです。
体調がよくなったように思います。
ちょっと不具合が……
おおっこれは^^^
災害、緊急の時。
学校でもこれが宿題に出ます
「さとり」は誰にでも体験できるんだ。
Thank you! 2013.07.17
分かりづらかったです
なかなか良かったです。
満足感高いです!!
好みが合えば非常にオススメ
わたしはコレすきです。
期待以上の製品で大変満足です
いろんな見方があるだろうけど。
キャッチが外れやすい
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