世界に誇れる日本のミニマリストシューズ

2011年4月に前作のレビューを書いて8ヶ月経った。

12月末に「2」を入手し、
100キロほど歩いたのでこちらもレビューを。


結論から言えば、
前作で気になっていた部分は全て解消している。

ミズノの製品紹介ＨＰによると、
改善点は次の4点とのこと。


a.ソールの耐久性向上
b.ウェーブプレートの剛性ＵＰ
c.ベルトの裏側にスポンジを入れ、
足当たり感向上
d.ベルトの長さ、
形状見直し

aに関しては履き始めて半月の今の時点ではまだわからない。

箱から出した途端に分かるのはｃ･ｄの影響だ。

前作では足を入れていない状態だと足首をホールドする部分がしんなりとへたった感じだった。

だが、
「2」ではしゃんとしたカタチを保っている。

履き心地を重視して足首周辺のベルトにスポンジを入れ、
また不要な部分をカットしたため、
足首を保持する構造自体の強度が高くなっている。


足を入れ歩き出す。

裸足より自然にすっと立てる感覚は前作と同様で、
この製品の大きな特長だろう。

ベルトの余分な部分が削除され、
また固定用のベルクロが長くなったため、
ベルトはしっかりと固定され、
足の内側のベルト同士が接触する不快感が無くなり快適だ。

足首周りのフィット感が明らかに高くなっている。

歩き出すとｂの効果が実感できる。

ソール全体のバネが効いていて、
足がどんどん前に出て行く感じが前作よりかなり強い。


ものは試しにと思い、
走ってみる。

前作は歩くのには非常に優れた製品だったが、
走ることは苦手だった。

走ると足首のホールドが甘く、
足裏が靴の上でぐにゃりとスリップする感覚があった。

ミズノはユーザがこの靴で走ることは想定していないはずだが、
驚いたことにb･c･dの相乗効果でそれなりに走ることができる。

足に不安定感を感じることなく、
真っ直ぐ脚が前に出る。

履物にこういう表現もどうかとは思うが、
直進安定性が飛躍的に高まった。