幼稚園のころから「飲んで」ではなく「かじって」いますが、

エビオス錠を僕に食べさせていた祖父は、
便秘うんぬんということではなく、

「健康にいいから」
という意味で、
可愛い孫(僕のことですね)に飲ませていたようです。

もう50年以上前の事ですが、
あの時とまったく変わらない味が今でも楽しめるのは幸せだなあと思いつつ、
毎日ぼりぼりと「かじって」います。


ところが去年、
人さまからいただいた『今ある病気が自力で治り出す食事』(三愛病院医学研究所所長・西台クリニック院長　済陽高穂氏)という本の中に、
わずか3行ですが、

「また、
植物性と動物性の中間的な存在であるビール酵母菌(エビオス錠＝医薬部外品)は、
良質なたんぱく質を含んでいます。
動物性たんぱく質のようなリスクを持たないたんぱく質源として、
摂取するとよいでしょう」
という一文がありました(P169 8行目)。


この本は、
多分にガンその他の病気にかかりにくい食事について、
もしくはガンそのものの改善を意識して書かれた本なのですが、
肉食を摂り入れた方が長生きするということがほぼ定説となりつつある現在、
一方では動物性のたんぱく質、
特にウシ、
ブタ、
ヒツジといった四足歩行動物のたんぱく質や脂肪を摂りすぎると、
ガンのリスクが高まることもまた判明しています(ガンだけではなく、
潰瘍性大腸炎のような炎症性腸疾患を悪化させる)。


そこで済陽医師は、
動物性たんぱく質の摂取制限と、
肉類よりも総じて低エネルギーで良質のたんぱく質を含む魚介類を推奨しているのですが、
さらにそれを補う意味において、
ビール酵母を勧めているわけです。


僕の父も結腸ガンで死にましたが、
大腸ガンにかかるリスクがどんどん増えている日本においては、
ビール酵母の摂取というのは、
酒粕などと並んで、
副作用もない栄養補助食品として、
便秘が治る治らないなどといった問題を越えた効能があると思います。

しかも安いし……(-`ω’-；)。