刃は（たぶん）コクヨと同じです

会社のPK-513Lに慣れていたので、
同じメーカーが個人向けに作っているこれを試しに買ってみました。

唯一、
木村のごっつい刃がついているかどうかだけ気になっていたのですが、
同じロゴが見えて一安心。
ドイツメーカーとの共同開発ということでゾーリンゲンがついてないかなーとか期待してたのは内緒。

ばらしてないので同じ型番かどうかは分かりませんが、
厚さとクラッド刃の幅が同じくらいあるので砥げる回数は同程度でしょう。


PK-513Lとの違いは、
奥行きのでっぱりがなくなって立てて置けること、
刃受けを引き抜くとアームを畳んだ位置でロックでき、
コンパクトに収納することができることでしょう。
ちなみに刃受けは本体の裏にはめておけるフックがついてます。

細かいところでは、
使われているグリスも違います。
黒に近い灰色な色合いからモリブデンですが、
これが垂れて紙についてしまうのが情けないところ。
専業メーカーなんだからさーちょっと考えてよねー。
極圧を考えると正しい選択なのですが、
それなら有機モリブデン（透明な黄色）にするとか、
やりようはあるだろうに。


それと、
PK-513Lにもいえることですが、
本の押さえ（ガイド？）はあまり役に立ちません。
やわいプラ製なので1mmくらい平気でずれるし、
そもそも刃がずれてる（刃受けの痕が斜めになっている）のでギリギリを狙うと泣けます。

方眼用紙を調整しながらカットしていき、
ぴったり平行が出たところでテープ止めしてガイドにすると正確にカットできます。

刃の右端や左端を使わないことでグリス汚れが防げますし、
刃の片ベリも防げます。
右だけ使ってると研いだときに浮いてしまいますよ。
メーカーの研ぎはそこまで修正するから高いのでしょう。
近所の研ぎ屋が千円でやってくれることを考えると悩ましい・・・

何も考えなくてもいい家電ほど洗練されてはいませんが、
少しの工夫で使いやすくなっていくのは物が良いからだと思います。

まだ200冊ほどですが、
これからも使い倒していくつもりです。