貴族政治の幕引き

平安時代までは政治の主役は天皇と貴族だったが、
それが瞬く間に武家に蹂躙されていく。

その過程を政治思想面から平易に解説しています。

末法思想が蔓延する中、
打開策としての院政を支えた思想と裏打ちとなる実力機関としての武家。

さらに主従が逆転して平家が朝堂の主となり、
これを打倒した源家の武家政権。

ただ、
思想史というよりは政治のダイナミクスのほうが前面に出る時代なのでそれほど見るべきものがあるわけではない。

むしろ8巻以降に新たな政治思想が登場するので、
むしろ本巻は貴族政治思想の幕引きの巻といえる。
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