涙なしでは見られない!
一時代を風靡した荒木経惟氏による「私写真集」。
1991年発行。
前年に亡くなった愛妻・陽子さんが病に倒れ、
そして亡くなるまでの数ヶ月間を克明に収めた「冬の旅」と自費出版で発行され陽子さんとの新婚旅行(京都、
柳川)の模様を収めた「センチメンタルな旅」(1971年)との2部構成になっています(前半が「センチメンタル〜」で後半が「冬」)。


この本の発売当初、
「波」誌上で荒木氏と篠山紀信氏とが対談しましたが、
徹頭徹尾「商業写真家」といえる篠山氏と、
究極の「極私写真家」である荒木氏との対談など、
はじめから成立するわけもなく、
案の定、
激突。
この対談を機にしばらく両者の絶縁状態が続いたのは記憶に新しいところです。
篠山氏は妻の死までをも商品化する荒木氏の姿勢に強い拒否感を感じたそうですが、
荒木氏にとっては写真を撮る行為自体が彼の生き様であり、
商品化云々以前の話という立場。
篠山氏は確かに奥さんの南沙織を撮影して、
世に問うたことはないですね。
ところが荒木氏はたとえ撮影対象が愛妻の死という究極の悲しみであっても、
写真家としての本能のおもむくままにシャッターを切り、
記録として収めたところが「私写真家」たる所以なのです。


この作品を見て果たして荒木氏が愛妻の死を本当に商品化しているかといえば、
もちろんそんなことはありません。
もし、
少しでもそう思えたら自分の感性をいま一度、
振り返ってみたほうがいいかもしれません。
淡々と日記風に語られるこの「冬の旅」ですが、
底辺に流れるのは失われつつあるかけがいのない存在に対する慟哭の叫びであり、
激情の発露以外の何ものでもありません。
それでもひたすら感情を押し殺したかのように淡々と撮り進む荒木氏の心情を察すれば、
涙なくしてこの写真集に接することはできません。
いつ何時も表情を変えることのない愛猫「チロ」の絶妙な役者ぶりが、
よけいに悲しみを増幅させます。
私はこれほどの悲しみをたたえた写真集を後にも先にも見たことはありません。
センチメンタルな旅・冬の旅

その他の感想

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It is ok
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