原作に忠実ながら、時折のぞく遊び心。そしてシュールな後ろ姿。
原作に忠実な構成で物語は進んでいく。

1巻では幼少期から大学中退し、
アタリ社入社、
そしてインド放浪まで。


ジョブズの後日談をときおり挟んでいながらも、

主人公ジョブズの破天荒な行動・言動の深い意味は、

読者にあまりハッキリと明示されず、

読み手に解釈を委ねている場面が多いと感じた。


ヤマザキ氏の前作『テルマエ・ロマエ』では
主人公のコミカルなモノローグが秀逸であったが、

それと対照的に、
読者をも近づけないジョブズの心に対して孤独感を抱かされた。


その先のストーリーや未来をある程度知ってはいても、

凡人の自分には彼の行動の意味が深いレベルで理解できない。

そんな何を考えているかわからない人物が放つ一言と、

そのシュールな後ろ姿の描写がヤマザキ氏は巧みだと思う。

ジョブズと似た匂いの「天才」が読めばきっと、
どこか共感できるのだろう(たぶん)と、

そういった意味で秀逸な作品であると感じた。


また、
若気の至りと言えども、
犯罪行為も淡々と描写されながら、

ジョブズが必要以上にカッコよく描かれていないところにも好感が持てる。


巻末「あとがきにかえて」というヤマザキマリ氏のインタビューでも語られていたが、

ジョブズには「惚れない」し、
「お嫁さんにもなりたくない」し、
「一緒に働くのも無理(笑)」。

しかし「つくづく不思議な人」というヤマザキ氏の印象がそのまま、
作品に表現されているようにも感じた。


「ポールさん(ジョブズの父親)はモンスターペアレントの先駆けか…?」
など、
各話末に挿入されたオリジナルの一コマに、

ヤマザキ氏の遊び心が込められニヤリとさせられた。


ひとつ欲を言わせてもらうなら、

ジョブズのファンや原作への敬意からか、

全体を通してシンプルで注釈が少なく、
それゆえに理解しづらい箇所があった。

HP社の「探求クラブ」が子供向けのクラブだったことや、

アタリ社の「アルコーン」が副社長だったことなど、
スティーブ・ジョブズ(1) (KCデラックス Kiss)

その他の感想

NHKに完全に負けている
具体的な投資判断の参考に
安定感があります!
ケース買い最高!!
吹き出物が減りました
中級者〜上級者向けかなぁ。
購入するタイミングがぁ〜
暑い。。。
混沌とした赤
頑張りました
を観てから観るべし
白い毛が抜けます。
締まりのいいベルト。
新感覚シェービング
いやいや、これは完全なパクリ本!!
くわしい解説本はありがたい。
2番も素晴らしい♪
急な寒さ対策
組み立て簡単だが、意外に強い構造
た、楽しい!!(笑)
どんでんどんでんどんでん
師匠!!
最低!インク漏れ
お手軽。
すらすら読めます
一度見たらそれでいい感じ
よいものが届きました
これはいい製品!
(^o^)/
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